TK現場情報

建物の燃費

2015.09.16 TK現場情報
今回のブログは建物の燃費についてです!
地場の工務店でもちゃんと勉強している会社では計算できるんです
手順としては、
①【建物の外皮性能】の計算をします。(断熱材や窓の仕様等の決定が必要になります)
 この時には、『外皮の性能』と一緒に『冷房期の日射熱取得量』、『暖房機の日射熱取得量』という数値も出ます。
外皮の性能が分かると
②【一次エネルギー消費量】という『どれだけエネルギーを使うか』という数値が出ます。
 左下の画像は一次エネルギー消費量を表した表です。
 右下の画像は各エネルギー消費量毎に表にしたもので、ゼロエネルギー住宅の補助金申請時に添付する書類の1つです。
 下から3行目にある『全体としてのエネルギー削減率が89.3%』、
 一番下の『太陽光発電を除くエネルギー削減率が30.5%』。
  ※全体としてのエネルギー削減率が100%以上の建物が『ゼロエネルギー住宅』になります。
   残念ながら下の建物はゼロエネ住宅にはなってませんでした。。。自宅なんですけど。。
   でもまずまずの性能だと思います
   今後の設計の踏み台ですね

一次エネルギー消費量が求められれば、
③年間の光熱費が求められちゃいます。
 下の4枚がその様式になります。
 右上が年間の光熱費と水道代の概算になります。
 新居に引っ越して1年以上過ぎましたが、この概算金額よりも光熱費はかかっていないです


こんな流れで建物の燃費計算は完了になります。
車を買う時と同じように、建物を買う時も燃費計算をして
建物を引渡して終わりではなくて、その後の生活もきちんと見据えた提案をしていくのがプロとしてのお仕事だと思います

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