頭を使って家づくりする家づくり説明書

【第1回】 つくば市で初めての家づくり 何から始めたらいいですか?

2022.05.17 頭を使って家づくりする家づくり説明書

●家づくりに迷いだしたときに出会ったのが高野社長だった!

【登場人物】

■高野工務店三代目社長 高野 和賢 (たかの かずよし)

・ご家族が快適に暮らせる家の設計とそれを見える化した分かりやすい提案が得意
・趣味は野球と読書

■A子(えいこ)

・6才、4才、2才の3人の子どもがいる30代主婦
・最近、夫の地元である茨城県つくば市に引っ越してきた
・これからつくば市内で新築を建てるところ

 

つくば市内で家を建てようとしている主婦A子。
住宅展示場を色々まわったものの、どこで家を作ったらいいのか、何をしたらいいのか迷いだしていた。

そんなとき、ふと手にしたチラシをきっかけに出会ったのが高野社長だった。
明るく優しい口調の中にも家づくりへの熱い思いを感じ取ったA子は、
ワラにもすがる思いで高野社長にインタビューを行い、初めての家づくりに大切なことを教えてもらうことになった!

●お金を使う前に○○を使って家づくりをしよう!!

――いま、休日のたびに家族でハウスメーカーさんや工務店さんを見ています。
子ども部屋は人数分部屋を作ったらいいのかなど、間取りやお金や色々考えることがありすぎて何からしたらいいのか分からなくなってきたところです。

高野社長:
なるほど。確かに、一般的なハウスメーカーさんは、話を聞きに行くとすぐに「間取り」の話から入ることが多いですよね。

――そうなんです。我が家のダイニングテーブルはいま、間取りプランなど、各ハウスメーカーさんの資料が山積みになっています(笑)
高野工務店さんの場合は違うんですか?

高野社長:
うちの場合は「自然と科学で作る暮らし”ねむたくなる家プロジェクト”」というのが家づくりのテーマとしてあります。
お家を建てるためのワークショップを無料で開催しているのですが、ワークショップのときにお客さまにはよく「お金を使う前に、頭を使って家づくりをしてくださいね」と、お伝えしています。

――頭を使って家づくりをするんですか?

高野社長:
はい。どうやったら一番快適なお家ができるかなというのは、実はお金を使わなくても頭を使えばできることなのです。

――快適なお家はお金をたくさんかけないとできないと思っていました!
でも、具体的にどうやったらお金をかけずに快適なお家づくりができるんですか?

高野社長:
さっきも少し話しましたが、一般的なハウスメーカーさんはすぐに「間取り」の話から入ることが多いと思うのですが、うちではパッシブ的な敷地の周辺環境をまず考えます。

――パッシブ的な敷地の周辺環境ってどういうことですか?

高野社長:
太陽などの自然の力を利用して、快適に生活するための考え方や設計手法を「パッシブデザイン」といいます。 その考え方に基づいて、まずは敷地の周辺環境から見ていきます。

――1階にはLDK(リビングダイニングキッチン)のほかにも寝室を作った方が、小さい子どもがいるといいのかなとか、間取りのことばっかり考えていました。 敷地の周辺環境から考えた方がいいんですか?

高野社長:
どういうお部屋が欲しいかは考えてもいいですよ。
ただ、その配置に関しては、LD(リビングダイニング)がこの辺がいいよというのを、ただ敷地図を見て考えるのではなくて、周辺環境から考えないといけないよね、ということです。 どこら辺にLDを持ってくるのか、どこら辺に吹き抜けを作るのか、どこに子ども部屋を設置したらいいかというのは周辺環境を踏まえて決めていきます。

――えぇっ!LDは単純に南に配置すればいいと思っていました!違うんですか?

高野社長:
皆さん、そう思われている方が多いですね。
これからお見せする画像を見たら、その考え方が変わると思いますよ。

-次回-【第2回】間取りを決める前に考えよう!敷地に対して最適なリビングはどこ?


 

高野工務店さんのおしゃれなモデルハウスで高野社長から直々に家づくりの話を聞いたA子。
最初は緊張していたが、高野社長の気さくな話し方と、目からウロコな話で思わず前のめりになっていた。

●今回の「家づくり説明書」の学びは?
  • 家づくりで大切なことは何を使って家づくりをすることだったかな?
  • えっと。。。「頭」を使って家づくりをする!ですよね。
  • そう!「頭」を使えば、お金をたくさん使わなくても快適な家づくりはできるってこと、覚えておいてくださいね。

 

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